こんにちは!
はじめまして、CroMen11期に参加し、CroMen12期のチューターを務める予定のあんまと言います!
東京に来てから自己紹介する時、よく、ん?あんま??って顔をされるんですが、、日本に割といる名字です笑
東京では珍しいみたいで、東京の友人達には名前じゃなくて「あんまー!」って呼ばれてます!(最近知ったのですが、、中国語では「あんまー」はおばあちゃんって意味みたいです笑)
よろしくお願いします!
今回は愛読書について。
私の愛読書は、小野不由美さんによる『十二国記』シリーズです!
多分、愛読書となったら一冊とかだと思うんですが、
ごめんなさい、これ、一冊ではなくて、、現在計11冊が刊行されている大長編です。
しかも、なんと2019年中には待望の書下ろし新作が出る予定なんです!
しかも、400字詰め原稿を2500枚分!
1,000,000字!!
一体何ページの本になるのか、、、2019年は始まったばかりですが、今からドキドキしています。
(私は長ければ長いほど作品が好きになってハマってしまう人なので余計にドキドキ)
昨年の12月に新作刊行の旨を聞いて、この長編を読むためにこの2019年頑張ろうと思うほど、大好きな作品です。
私と十二国記の出会いは小学生の時でした…
と始めたいのですが、、、
始めると異様に長い文章になってしまうので笑
割愛させていただきます!
シリーズ全体を通して舞台は、シリーズ名の通り、十二国が幾何学的に並ぶ異世界です。
物語は1人の女子高生、陽子が、ある不思議な男に連れられ、この世界に隣接して存在する異世界へ迷い込む所から始まります。
辿り着いたそこは地図にない異世界、そこでは日本は蓬莱と呼ばれる幻の国でした、、
ここは一体どこ?蓬莱って何??
はてなしかないと思うのですが…
あらすじ、省きます!
(省きまくってる奴になっちゃいました…笑)
たとえあらすじでも、ネタバレはしたくないのです!
(ほんとに何も知識のないまま読んでほしいです!!!!)
最初は全然、世界の全貌も物語の中筋も見えてこないんです。でも、これが主人公である陽子も分かっていなくて、彼女の疑問がそのまま読者の疑問として現れてきて、物語が進むに連れて十二国の様子が明らかになっていきます。
どんどんどんどん異世界に引き込まれていく感じがもう、たまらなく面白いんです!
昔から異世界やパラレルワールドが大好きな子供だったため、最初は異世界が舞台という理由だけで、十二国記を読み始めました。
子どもには難しい文章も多く、分からないことが多かったのですが、成長と共に理解が深まり、今では読むたびに新たな発見があって面白いです。
また、長い作品のため、そのぶん長い間異世界である十二国記の世界へ浸っていられるという点も私には魅力でした。
出来ることならずっとずーと十二国記の世界に浸っていたいと常日頃思っています!
私がこの作品を好きな理由はもう一つあります。
十二国記はシリーズを通して名言の宝庫なんです!
本当にたくさんの名言が登場して、考えさせられるものばかりです。たくさん知ってもらいたい名言があるのですが、なんとか2つに絞りました!
以下、私が好きな名言をご紹介します!(ネタバレをしたくなくて、、前後の文脈は書いていません。)
1つ目: 4冊目主人公陽子より
『……..そんな不羈の民になってほしい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず他者の前で毅然と首を上げることから始めてほしい』
不羈とは、
「物事に束縛されないで行動が自由気ままであること。また、そのさま。」
(コトバンクより)
という意味です。
最初に読んだ時、不羈の民、不羈の人になるってかっこいい!
と思いました。でも、誰にも縛られず生きるって出来そうでやるのは難しい事だなって最近思います。結構自由気ままに生きることって難しい。
それに己という領土の君主は確かに自分だけど、自分をきちんと治めることも結構難しい。
でも、自信を持って前を見る事、誰かの前で顔を上げて相手と向き合う事は今の自分でも出来る。
自分がどんな人になりたいか分からなくても、なりたい自分まで遠くて中々辿り着けなくても、そこから始めればいいんだよ、と言われている気がしました。
とりあえず前を向こう!そう思いたい時読み返している言葉です。
2つ目:8冊目短編集 砥尚より
『責難は成事にあらず』
これは、何かを責める、文句を言う事は、何かを成し遂げる事ではないという意味です。当たり前だと思うのですが、ついつい忘れがちな事だと思います。
これを読んだ時、文句を言うだけ言って、それを自分の意見だと思っていることに気づきました。
あの人はダメだ、この政治が悪い、文句を言う事は誰にでもできます。
でも、「そこで自分だったらどうするのか」まで考えないと何も生まれないんです。
他者を責めるとき、その人の代わりに自分だったこうすると、新しい考えを出さないとその人を責める資格などない。ただ責めるだけでは何も生まれないのだと、教えてもらいました。
一巻目の陽子は人の顔色ばかり伺い、言いたいことがはっきり言えない女の子でした。中学生の頃、私はまさしくそんな子どもでした。
そんな自分が嫌で悩んだ時、友達関係で悩んだ時、助けてくれたのはこの本でした。
異世界で困難にぶつかりながら自分自身を見つめ、考え方や人となりが変わっていく陽子をみて私も変わりたい、自分を好きな自分になりたい、そう思いました。
本の中で陽子は『わたしは貧しい人間で、貧しい人間関係しか作ってこられなかった。でもここで帰ったら、もっとちゃんとやれると思う。せんぶ一からやり直して、自分が生まれた場所に自分の居場所を作れると思う。愚かだった自分が本当に悔しいからあそこでちゃんとやり直してみたい』と言っています。
陽子はやり直せないけれど、私はこの世界で何度でもやり直せる、まだ豊かな人間関係を築けるチャンスはある、そう思って悩む度にまだ大丈夫!と元気をもらいました。
自分を成長させてくれたのはこの本だったと思います。
計11冊ですが、それぞれ主人公や時系列が異なり、どの作品から読んでも楽しめる作品です。11冊は多くて読み切れないという方!
どれか一冊でも読んだら異世界の魅力に引き込まれること間違いなしです(^^)
最後に、刊行順と11冊それぞれの題名をご紹介して、終わりますね!
魔性の子(通称0巻とよばれ、こちらの世界の話です)
①月の影影の海(上下巻)
②風の海迷宮の岸
③東の海神西の滄海
④風の万里黎明の空(上下巻)
⑤丕緒の鳥
⑥図南の翼
⑦華胥の夢
⑧黄昏の岸暁の空
二〇皿目完食!
二〇皿目のコラム職人:あんま
CroMen11期参加、12期チューター
大学2年生。
2019年はインフルエンザに罹ることから始まりました。
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