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インタビュー

【PDCインタビュー】「足の悩みがある全ての人に、最適な一足を」――足元からのウェルビーイング

公開日時:2025/6/4 16:19:04

【PDCインタビュー】「足の悩みがある全ての人に、最適な一足を」――足元からのウェルビーイング

「足の悩みがある一人ひとりが最適な靴の選択ができること、それが私の目指す世界です」

そう語るのは、自身の長年の悩みであった「靴選びの困難」を原点に、足の悩みを抱える全ての人が最適な靴と出会えるECサイト構想を掲げる森みずき氏。彼女が起業家輩出プログラム「Passion Driven Changers(PDC)」で見出したのは、自身の内なる情熱を社会を変える力にする道筋だった。

「誰もが気持ちよく過ごせる社会を実現したい」という純粋な想いを胸に、足元からのウェルビーイング革命を目指す彼女の言葉に、耳を傾けてほしい。

■Mission / Vision / Value

  • Mission: 足の悩みがある一人ひとりが最適な靴の選択ができること
  • Vision:足の悩みベースで靴を選べるECサイトを構築し、既存のサイズや種類、色だけでなく、外反母趾や扁平足といった個人の足の悩みに特化した検索機能を提供する
  • Value:自身が10年以上靴選びに悩んできた経験から、同じように足の悩みを抱える人がより靴を選びやすくなるような物を作り出し、その悩みを解決したい

当初は「足が大きくて悩んでいる女性が靴を選びやすく」というものでしたが、より多くの足の悩みに寄り添いたいという想いから、現在のMVVへと進化しました。

■自己紹介をお願いします

森みずきです。この春に大学院を修了して、現在は社会人一年目をしています。一見、現在の事業とはかけ離れているように思われるかもしれませんが、幼い頃から持ち続けてきた「何でも挑戦したい」という気持ちと、困難な状況でも面白さを見出す性格が、今の私を形作っています。小学生の頃は活発で、委員会の委員長を務めたり、先生の近くにいることが多かったですね。正義感が強い一面もあり、納得できないことには大人に対してもはっきりと意見を言える子供だったようです。この「挑戦心」と「諦めずに突き詰める力」が、これから立ち向かう事業においても私の大きな武器になると信じています。

■なぜPDCに応募しようと思ったのですか?

元々、私自身が身長や足の大きさで生きづらさを感じていた経験から、起業家が事業を通して社会課題を解決する姿に強い関心を抱いていました。そんな中、友人のSNSでPDCのイベントを知り、参加したのが大きな転機です。そのイベントで、初めて自分の悩みや「こんなことができたらいいな」という想いを言葉にしました。そこで対話した方々に背中を押され、「想像だけで終わらせたくない」という気持ちが込み上げてきたんです。PDCならば、この漠然とした想いを具体的な形にし、社会に貢献できる事業へと育てていけるのではないか、そんな期待を胸に応募を決意しました。

■PDCに参加して、自身にどんな変化や成長がありましたか?

PDCでの経験は、私にとってまさに成長の連続でした。講義では、原体験の棚卸しの仕方や事業計画の作り方といった実践的な知識を学ぶことができました。それ以上に大きかったのは、現役の起業家の方々との対話を通じて、起業家としてのマインドセットや視座を学べたことです。フィードバックをいただく中で、自分の考えを深掘りし、事業の解像度を高めることができました。

また、同じ志を持つ他の参加者との交流も大きな刺激になりました。特に、プログラムの途中で事業アイデアを大きく転換させ、短期間で徹底的に調べ上げ行動に移していた仲間の姿には、年齢に関わらず行動することの重要性を改めて感じさせられました。メンターとの1on1では、「自分の軸を持つこと」の大切さを学び、それが今の事業を進める上での揺るがない指針となっています。PDCに参加したことで、新しいツールを学んだり、積極的に起業関連の場に足を運んだりと、自分自身の行動にも明らかな変化が生まれました。

■現在、どんな事業を考えていますか?

私が構想しているのは、「足の悩みを持つ人が、悩みベースで靴を探せる検索サイト」です。現在の一般的な靴のECサイトでは、サイズや靴のタイプ(サンダル、スニーカーなど)、色で検索するのが主流です。そこで、「外反母趾でも履きやすい靴」「扁平足向けの靴」といったように、個々の具体的な足の悩みに合わせて靴を検索できるようにします。

サイトのイメージとしては、上半分に検索機能があり、下半分には足の悩みに関する情報、例えば「外反母趾さん向けの靴の選び方」や「足の疲れを取るためのケア方法」といったコンテンツを提供し、悩みを持つ人が情報を得られる場にもしたいと考えています。これにより、ユーザーは自分に合った靴を見つけやすくなるだけでなく、足の健康に関する知識も深めることができるようになります。

■なぜ、その事業をやりたいのですか?

この事業への想いは、私の個人的な経験と深く結びついています。私自身、約10年以上にわたり、足が大きいことで靴選びに大変苦労してきました。自分に合うサイズやデザインの靴がなかなか見つからず、悔しい思いを何度もしました。

大学時代には、高身長女性向けのアパレルブランドでインターンをする機会があり、そこで私と同じように、あるいは異なる理由で、靴や服選びに悩む多くの人々と出会いました。この経験から、「自分の悩みは、他の多くの人も抱えている共通の課題なのだ」と気づき、そうした方々の力になりたいと強く思うようになりました。

また、私の祖母はひどい外反母趾でしたが、それでも普通のヒールなどを履き続け、足に大きな負担をかけていました。最近では、フレイル予防の観点からも足の健康が注目されており、健康寿命を延ばすためにも、自分に合った靴を選ぶことの重要性を感じています。こうした個人的な経験や社会的な背景から、「足の悩み」という切り口で多くの人をサポートしたいという情熱が湧き上がってきたのです。

■今の価値観に繋がる原体験は何ですか?

私の「何事にも挑戦してみよう」という今の価値観は、幼少期からのいくつかの原体験によって育まれたと感じています。

中学生の時には、元々吹奏楽部に入ろうと思っていたのですが、高身長だったことからバスケットボール部に誘われました。運動は得意ではなかったものの、「この身長を活かせるかもしれない」「新しいことに挑戦する良い機会だ」と思い、入部を決意し、3年間続けることができました。これは私にとって大きなチャレンジの一つでした。

そしてもう一つ、中学・高校と数学が非常に苦手で赤点を取るほどだった私が、最終的には数学科の大学院に進学し、卒業したという経験があります。これは、まさに「できるかわからないから諦めるのではなく、まずやってみよう」というチャレンジ精神を体現した経験であり、困難な状況でも面白さを見出し、粘り強く取り組むことの大切さを教えてくれました。

これらの経験を通じて培われた「諦めずに挑戦し続ける力」や「困難の中に楽しみを見出す力」は、事業を創造し、継続していく上で不可欠なものだと感じており、PDCの「内省」を通じて、これらの体験が今の自分を支える大きな柱であると再認識しました。

■事業を通じて、どんなビジョンを実現したいですか?

この事業を通じて私が最終的に実現したいのは、靴選びの悩みを解決するだけに留まりません。一人ひとりが持つ様々な身体的な特徴や悩みを、ネガティブなものとしてではなく、個性として受け入れ、誰もが気持ちよく、自分らしく過ごせる社会です。

今は「靴」という切り口ですが、将来的には、例えば「天井が低くて生活しづらい」といったような、日常生活における様々な「生きづらさ」を感じている人々にも目を向け、ライフスタイル全体をより快適にするような変化を生み出していきたいと考えています。
足の悩みに限らず、多様な人々がそれぞれの状況に合わせて最適な選択ができ、ストレスなく暮らせるような社会の実現に貢献したい。それが私の大きなビジョンです。

■事業を加速させるために、どんなモノやヒトが必要ですか?

私の事業は、アパレル(靴)、医療・健康、そしてテクノロジー(ECサイト・アプリ開発)という複数の要素が掛け合わさったプラットフォームだと考えています。そのため、これらの分野で専門的な知見やネットワークをお持ちの方々との協業が不可欠です。

イベント当日は、様々な分野の支援者の方々がいらっしゃると伺っています。そうした方々との出会いを通じて、新たな協業の可能性が生まれることを楽しみにしています。

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