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インタビュー

【PDC2期インタビュー】「アニメに新しい生命を」—現役大学生が挑む、ファンと制作会社を繋ぐ次世代プラットフォームの形

公開日時:2026/1/28 10:31:20

【PDC2期インタビュー】「アニメに新しい生命を」—現役大学生が挑む、ファンと制作会社を繋ぐ次世代プラットフォームの形

慶應義塾大学で法律を学びながら、アニメ業界の構造変革に挑む熊丸幹大さん。PDC(Passion Driven Changers)での徹底的な「内省」を経て、自身の「アニメへの愛」を事業へと昇華させた彼の、揺るぎない確信と未来のビジョンに迫ります。

慶應義塾大学法学部法律学科 熊丸 幹大(くままる みきひろ)

■Mission / Vision / Value

  • Mission:制作会社が100%の権利を保有できる環境を作り、リソースの窮乏を解決する。
  • Vision:投資家視点の配当システムを兼ね備えたプラットフォームを提供し、制作会社に販路拡大を約束する。
  • Value:角川での実務経験、知的財産管理技能検定に裏打ちされた法務知識、そして何よりもアニメに対する深い愛。

■自己紹介をお願いします

慶應義塾大学法学部で法律を学びながら、アニメやIPビジネスに関心を持って活動しています。大手出版社の角川でのインターンを通じて契約書の精査に携わるなど、学生という自由な立場を活かしつつ実務の世界にも飛び込んできました。先日、行政書士の資格も取得しました。慎重な性格だと言われますが、内側には「制作現場をより良くしたい」という強い熱量を秘めています。

■なぜPDCに応募しようと思ったのですか?

日経新聞を購読する中で、社会の様々な課題に自分ができることは何かと考えるようになりました。そんな時、兄から「自分の情熱を具体化させてくれるプログラムがある」とPDCを勧められたんです。大好きなアニメの領域で社会課題を解決するビジネスを、東京都の支援プログラムという信頼ある環境で組み立てたいと思い、応募を決めました。

■PDCに参加して、自身にどんな変化や成長がありましたか?

一番の収穫は、自分のプロジェクトが「夢物語ではない」と確信できたことです。メンターの後藤さんから「この事業案には確かな価値がある。自信を持って外に発信し、多くの人を巻き込んでいくべきだ」と、事業のポテンシャルを強く肯定していただけたことが転機になりました。また、事業プロセスやリスクヘッジの知識も深まり、ufotableでのインターンや制作会社へのヒアリングなど、具体的なアクションを起こす勇気が湧きました。

■現在、どんな事業を考えていますか?

制作会社が企画を起案し、ファンが直接出資するプラットフォームです。特徴は、単なる「支援」ではなく、作品収益に基づいた「金銭的な配当」を行うこと。そして、資金調達だけでなく、海外販路の開拓までをプラットフォームが担う点です。これにより、制作会社が権利を100%保持しながら、持続可能な制作活動を行える仕組みを作ります。

■なぜ、その事業をやりたいのですか?

アニメ産業は成長していますが、海外からの収益が適切に制作側に還元されていない「目詰まり」を感じています。角川でのインターン時も、海賊版による機会損失を痛感しました。この資金の流れを整えることが、制作現場を救うために不可欠だと確信しています。

■今の価値観に繋がる原体験は何ですか?

コロナ禍で見た「映像研には手を出すな!」という作品です。作り手側の視点を知り、声や音楽が乗ることで文字に「生命」が宿る瞬間の魔法に魅せられました。内省を通じ、自分はクリエイターが才能を最大限発揮できる環境を創りたいのだと再確認しました。

■事業を通じて、どんなビジョンを実現したいですか?

かつてのOVA作品のように、ニッチで尖った高品質な作品が次々と生まれる世界です。今の利益優先の仕組みでは難しい「クリエイターが本当に作りたいもの」を、熱狂的なファンが支え、共に利益を分かち合う。そんな情熱と経済が循環する未来を描いています。

■事業を加速させるために、どんなモノやヒトが必要ですか?

プラットフォーム構築の技術的ノウハウと、金融商品としての設計アドバイスを求めています。特にクラウドファンディング運営やファンド形成に知見のある方と連携したいです。アニメの未来を制作会社とファンの手に取り戻すため、力を貸してください。

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